2001/3/31
春の雪です。桜の薄紅色と雪の白が同時に目に飛び込んでくる、妙に居心地の悪い不自然さ。
開いた花も凍えちゃいそうなほどに寒い日でした
2001/3/30
きゃー!いやもうたまりません〜。兎に角格好いいのなんのって!カプースチンのピアノです。
ロシアのピアニスト、ニコライ・カプースチン自作自演の新譜が2枚組みで発売されました。ただいま期待に違わぬ愉快爽快知的快楽興奮状態に酔いしれ中!「24の前奏曲とフーガ」の最初の音を聴いた瞬間一気にそのJazzyな音空間がぱあっと広がり、クリアでしかも安定した厚みのある彼のピアノの音に吸い込まれます。
もうかなり以前のことですが超絶技巧的ピアノ編曲の世界でこっそり(?)鳴らされてた「8つのジャズエチュード」に出会って、宙を駆け抜けていくような爽快なスピード感のある音楽に度肝を抜かれたものです。
今回の2枚組みは、チェロの小品やヴァイオリンソナタなどの室内楽の作品も含まれており、これがまた美しいこと!瞬間ふっとフォーレの室内楽作品を思わせる繊細な和声の変化が盛り込まれておりまして、おもいっきりくすぐられます。チェロのエレジーの芳醇な味わいも素敵ですし、ヴァイオリンソナタはカプースチンらしい切れの良さを色彩感たっぷりの立体的な響きと共に相性良く聴かせてくれます。
ジャズ?クラシック?・・・いえ、そんなジャンル分けはCD屋さんにおまかせして兎に角聴きましょう、カプースチンを!
モスクワ音楽院でピアノを学んだという1937年生まれのこの素晴らしき音楽家をもっと知りたい方はこちら、カプースチン伝道師(?)によるサイト楽譜の風景へどうぞ!
一桁違う、夢中になれる音楽です♪
2001/3/29
稽古場エッセイ第11回熟成アップ! うーん・・このエッセイも寝かせたら美味しくなる?
東京周辺は桜が既に満開。桜の花には人の狂気を誘う妖しい美しさが・・。
2001/3/27
「ピアノ弾き続けてて本当に良かったと思う・・・。」
今日、10数年来のピアノ友達と電話で話すうち、受話器の向こうの旧友がしみじみとした口調で語ったひとこと♪
2001/3/26
先週アップしましたエッセイ「魔法のハンカチ」で、わが身の顎関節症のお話を書きましたが、その後どうもピアノ弾きにはこの症状を持つ人が多そうだという情報をキャッチ。(情報提供Y.Kさまありがとうございます!)どうやら私だけの話じゃなさそう・・。みなさまいかがでしょう?
野球の選手などはボールを打つ際、瞬時にぐいっと奥歯を喰いしばるため、歯がぼろぼろになると耳にしたことがありますが・・。ピアノの演奏で歯を喰いしばる状態って、果たして演奏にどういう影響があるのでしょう?打鍵に不用な力が実は腕にまでかかってる?うーん・・ピアノを弾くってどっちみち相当な肉体労働ですから・・。それとも集中してるときの自然な状態?・・・いずれにせよ顎や歯にはよくないことだけは確かなようですから、日常(も、私の場合結構喰いしばる癖が・・)及びピアノの練習中は気をつけます。。因みに、痛みはほとんど取れてますが、あーんって大あくびはちょっと無理。
2001/3/24
掲示板でも話題になっていましたが、バレエのレッスン用の楽譜ってなかなか一般には目に触れにくいものです。店頭で取り扱っている楽譜屋さんなんて日本全国津々浦々数ある楽譜屋さん、楽器店などでもほんの一握りでしょう。そういう楽譜があるということすら知られていないものかもしれません。ふーむ・・・・。
少数ではあるでしょうけど、巷でバレエブーム、大人の初心者等のためのバレエクラスが一般的になりつつある今、バレエのレッスンを楽しんでらっしゃる「大人」の世代はピアノも弾ける方が結構いらっしゃるでしょう。
職業的にバレエのピアノを弾く人のために入手しやすい状態であることは言うに及ばず、個人がバレエを楽しむその一部としても弾けるように、もう少し楽譜の存在がアピールされてもよさそうなもの・・・って、思いま・・・すよね〜Zonさん!みなさま!
有名な都心の楽譜屋さんの片隅にあるだけではなく、バレエにかかわる人がもっと身近に手にとって見ることのできるようなところに置いていただけたらと思うものですが・・。
このところ家の近所でうぐいすが鳴いています。文字で書いたとおり「ほ〜ほけきょっ♪」って鳴くんですもんね、うぐいすって。しかし悲しいかな現代人、思わずこの鳥の声本物?木の枝にスピーカーでもくくりつけてあるんじゃない?って勘ぐっちゃいます。
この本物のうぐいす嬢(?・・あら?孔雀の美しい羽同様やはりこの鳴き声はオス?日本野鳥の会の方教えてください〜!)近所の梅の木にとまって鳴いてるようなのですが、まあこれがほんとによく響き渡る美声。雀もつられて勘違いしちゃうのでしょうか、一緒になってぴちゅぴちゅ競うように鳴いてます。メシアンの「鳥のカタログ」そのもの。
2階のベランダで洗濯物を干しながら聴いてると、良く晴れたこの春の天空にこだまするほどに通る澄みきった声です。小さな一羽の小鳥の声が何故こんなに遠くまで聴こえるのでしょう?やはり拡声用のスピーカー内臓?
2001/3/22
稽古場エッセイ第10回 魔法のハンカチ アップ!
アップ!・・と景気良く言う割にはなんだか四苦八苦、七転八倒、艱難辛苦の阿鼻叫喚(?)。のたうちまわって書きました。書きたいお話だったわりにパソコンの画面は埋まらず、なんかおちゃらけ面白メールでも来ないかなぁ〜とメールボックスを覗いてみたり、取り込むにはまだ早い洗濯物を取り込んでみたり、替えたばかりの花瓶の水をまたまた取り替えてみたり。
ぼーっと働かない頭にエンジンをかけ続けて走らせるのがちょっと大変。うーん・・・何故?なにゆえ書けない?突然わが身を襲うのは顎の痛みばかりではない大スランプj状態か?・・・なんてね。なんのことはないんです。二日酔! ピアノの話で盛り上がってちょっとはしゃぎ過ぎ、ワインをカプカプ飲んでしまったお馬鹿さんのたわごとでございました・・・失礼御免♪
2001/3/20
先週アップしました稽古場エッセイ「水たまり」にとても嬉しい感想をいくつかいただきました。ちょっとこの場で引用させていただいちゃいますが、みんすけさんよりいただいた『いろいろな気持ちの機微の細やかな部分が、さりげなく書かれていて』やゆみさんからの『水たまり とってもよいことばですね!』というような、少々過分なお言葉をいただきました。未熟な文章ですが、読んでくださる皆さんの感性の豊かさに助けられます。。
2001/3/19
くちコミ情報サロン「こんな曲で踊りたい!」にえーっと・・・4曲追加!
2001/3/17
おお!早くも、掲示板からオフ会しましょ♪の呼び声が! そうしましょうそうしましょう。
5月の連休前にでもお集まりの場をつくりましょっか・・声の主Nyanさま?
2001/3/15
2週間ぶりのご無沙汰でした・・稽古場エッセイアップ!第9回 水たまり。
そしていよいよ登場〜新コーナー!くちコミ情報サロン
掲示板やメールで寄せられた井戸端情報のうち、これは耳寄り!と思われるもの(私の判断ですね)をまとめて掲載します。説明の必要なものなどは情報をお寄せ下さった方の文を引用し、投稿された時点のお名前を添え、簡単に紹介させていただきます。「こんな曲で踊りたい」「本CD ビデオ」「その他」の3種類に分けて掲載してあります。皆さまに活用していただければ幸いでございます♪
2001/3/14
さて、このHPを立ち上げてようやく2ヶ月を過ぎたところですが、この短い期間にも皆さまから寄せられたメール等に「バレエピアニストってどうやったらなれるのでしょう?」というお問い合わせが複数ありました。
バレエピアニスト養成学校のようなところがあるのでしょうか?答えはNO!です。少なくとも日本国内でそういった専門学校や、音大での専門課程のようなものがあるとはきいたことがありません。経験者対象のセミナーなどはいくつか(知る限り2種類)あるようですが。
じゃあ、今稽古場などで弾かれてる方はどうやって・・?
私自身のきっかけは稽古場エッセイ第3回でふれましたが、ほとんどのピアニストの皆さんもやはりいわゆる「つて」「縁故」といった形、つまり、音大時代の友人、ピアノの先生同士のつながり、若しくは自分が習ってたバレエの教室などでお話をいただいて、とりあえず弾き始めたというところでしょう。
で、多くの方はピアノの腕は相当なものでも、バレエ用語もわからないまま冷や汗をかき、暗中模索の苦労を重ね、時間を肥やしに経験を積み重ね、それなりに弾いてるというのが現実ではないでしょうか。
あるいは音楽経験、ピアノの腕はそれほどでないままに弾き始め、なかなかシビアな現場に「そんなこといわれたって、弾けませ〜ん!」・・・。
バレエ団などからの公募というのもきいたことがありません。バレエピア二ストとしての経験者が欲しい場合はピアニスト同士のつながりの中で話がまわります。閉じた関係の中で話がまわされるというところでしょうか。
確かにピアニストを受け入れられるお稽古場は少なく、今の状況にあわせて考えると養成期間を独立して設けるほどではないのかもしれませんが・・。
うまく対応できないまま冷や汗をかき、バレエの指導者も思うように弾いてくれないピアニストにいらだちを覚え、うまく弾けるようになるのには時間がかかるという現実に甘んじ。
短期間でも基本的なステップの名前とそれにあった曲の選び方、バレエのレッスンの進め方など勉強し現場に対応できる準備ができていたら、弾く方もピアニストにギャラを払う方も良いでしょうに・・と思うものです。せめてこのサイトをご覧になって直接お問い合わせをくださった方にはなんとか私の経験を生かしたアドバイスを、あるいは掲示板での経験豊かなピアニストの方との意見の交換をと思う今日この頃です。
♪海外での情報を含め、バレエピアニストの養成事情、就職事情をご存知の方はどしどし情報をお寄せくださいませ!!
2001/3/12
というわけで日曜日のコンサートを無事終えることが出来て、ほ〜っと一息ついています。
会場に足を運んでくださった方に少しでもパーシー・グレインジャーの美しい響きを伝えることができたでしょうか。生の演奏を楽しんで帰っていただけたでしょうか・・。本番前の緊張金縛り状態の私に暖かい励ましのメッセージをくださった皆さま、どうもありがとうございました♪
そうそう! 2月12日、このコーナーで本の題名をご存じないでしょうかとアナウンスいたしました。その後どなたからも反応のないまま過ぎてしまい、言った本人もすっかり忘れてしまっておりましたら、あーらびっくり!白髪と本の題名は突然見つかるものなのですね。
探していたのはどうも米原万里さんの著書らしく。この方、ロシア語の通訳者で「不実な美女か貞淑な醜女か」「魔女の1ダース」「ガセネタ&シモネッタ」などの著書があるということ。『小噺とシモネタが異様に好きな人』(TRC図書館流通センターの解説)らしく・・・読んでみよーっと! 情報提供は愛弟子K嬢。ありがとう!
2001/3/8
くしゅんっ! おお!いずこにてか噂話・・・・なあになあに?
A : | 今週は稽古場エッセイお休みですって? |
B : | えええっ!!!毎週木曜日楽しみにしていたのにぃ〜どうしてぇ〜? |
A : | なんでも久理さんったらコンサートの本番直前で自分の弾くパーシー・グレインジャーのあまりの美しさにうっとりしすぎて茫然自失でピアノの前で金縛り状態らしくって、鍵盤から離れられないんですって。 |
B : | あらまあ、それじゃあしょうがないわねぇ・・・・・ |
というわけでお噂どおり(?)今週の稽古場エッセイはお休みさせていただきます。毎週これを読むのが生きがいなのよと、夫も妻も恋人も子供もましてやご飯の支度も掃除も洗濯も上司のご機嫌とりも犬の散歩も全てをなげうってこの場に駆けつけエッセイを楽しみにお読みくださってる皆様、ホントにごめんなさい!
それから・・・
このサイトで紹介しております楽譜についてのお問い合わせをいただいてます。
♪バレエのレッスンピアノ関連の楽譜の購入については下記の2店にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
ヤマハ銀座店 アカデミア・ミュージック
まだまだ紹介したい楽譜はあります。ぼちぼちと・・乞うご期待!
2001/3/7
あ、沈丁花・・・・。
夜、電車を降りて駅からの帰り道、暗闇にそこはかとなく春を告げる沈丁花の香りが漂っていました。
香道では香りを「聞く」というのだそうですが、ほのかに匂い立つ甘い花の香りが疲れた耳を心地よく撫でるように聞こえてきました・・・。
2001/3/5
おひな祭りも過ぎました。あ、大変〜おひなさま早くしまわなきゃお嫁にいけないわ!・・・こらこらこらこらこらっ!! 閻魔さまにみつかりませんように・・・・と。
最近ちょっと気に入ってるお手軽ご飯のおかずの作り方(というほどのものじゃないですけど)をご紹介。
簡単浅漬けです。市販のめんつゆをちょっと濃い目のお蕎麦のつけ汁くらいに作り、そこにきゅうりや、大根、かぶなどのお好きな野菜を適当に切って漬け込みます。冷蔵庫に一晩も置けばしゃきっと美味しい浅漬けの出来上がり!お好みで小口に切った鷹の爪など加えるといっそう美味。使い慣れて、美味しいめんつゆの素があったら是非それでお試しを! スーパーで手に入る手頃なお値段のものならヤ○キ・・・かな。
2001/3/3
こんな曲で踊ってみたい!まだまだどんどん言っちゃいましょう〜掲示板へどうぞ!
掲示板に皆さまから寄せられた数々の情報は口コミ情報サロン(仮称・・・かな?)のコーナーに他の耳寄り情報とまとめてアップしたいと考えています。・・えーっと来週の演奏会が終わったら、とっかかりましょうか・・。
2月末日深夜、カウンター3000踏んじゃったのはフルノフスキー氏と判明!
紙吹雪〜花吹雪〜♪・・・と思ったらそれってもう既に今は昔のこと。現在3150に近し!
2001/3/1
春一番の吹いた関東地方。稽古場エッセイ第8回ピアノの椅子からアップ!桜餅でも食みつつごゆるりとどうぞ♪
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