2004/12/28
どーでもいい話ですが・・・・。
先日の発表会の写真が届きました。集合写真を撮る時に写真屋さんがしきりに笑ってくださ〜い!と笑顔を強調するので素直に口元ひき上げ、頬もひき上げ、お腹も引き上げ(と書くとダンサーの写真みたいですが・・)にっこりしていたのですが、出来上がった写真を見てちょっとあらら・・。ん?なんで私だけこんなに笑ってるの?!・・・写真屋さん、あんなに笑って〜って言ってたじゃない〜。。
皆さんはきちんとおすまし顔で写っており、先生一人がお多福もしくはおかめの如くに目を細めて笑っている写真が撮れていたのでした。なんか恥かしいです。。。生徒諸氏みなさん実に「大人」でした・・・。
2004/12/27
リンク追加!ジャパンピアノサービスe-ピアノ及びジャパンピアノサービスe-ピアノ楽天市場店
ピアノのリサイクル事業を行っている会社です。サイトを覗いて見ると中古ピアノの買取、販売についての情報が沢山掲載されていますが、あらま!アシュケナージとウィルヘルム・ケンプのサインが入ったスタインウェイのグランドが売りにだされているではありませんか。お求めはお財布とよくご相談の上、ジャパンピアノサービスまでどうぞ。。
2004/12/21
礒山久理ピアノ教室発表会、おかげさまで無事終えることが出来ました。ご来場いただいた皆様、ご支援いただいた皆様ありがとうございました!
クリスマスコンサートと題しての大人の演奏のみの発表会ですが、撮影に入ってくださった写真屋さんも終演後には「素敵なコンサートをありがとうございます」と言ってくださったように、お客様にもしばし楽しんでいただけた発表会だったのではと自負しております。
指導の立場としてはハラハラドキドキの場面も多々ありましたが、今回は何人かが本番に一番良い演奏を聴かせてくれ、おお!こんな演奏聴いたことなかったヮ今まで一番いいじゃないのぉ〜!!と嬉し涙を流さんばかり・・・でした。最後にはワタクシがサティのJe
te veuxを弾かせていただき、お開きとさせていただきました。ほっと一息ついて年越し出来そうです。。。
2004/12/13
発表会まで一週間を切りました。最終プログラム決定稿(?!・・・毎年あることですが、直前まで結構すったもんだするもので・・・)を改めてアップしました。ここ数年続いてる原宿アコスタディオでのベーゼンドルファーを使った発表会です。小さなホールで、私自ら司会を務め(風邪で鼻声ですが、当日までは治るはず。。。)、休憩中はワインサービスも盛り込んでなごやかに行います。お時間のある方はどうぞお気軽にお立ち寄りください!
----------礒山久理ピアノ教室発表会
〜クリスマスコンサート〜---------------------------
日時 2004年12月19日(日)14:30開場14:45開演
場所 アコスタディオ
渋谷区神宮前1-23-27赤星ビル地下
03-3408-4541
JR原宿駅徒2分
竹下口より左手へ代々木ゼミナール脇
♯
大人の生徒(愛好者、音大卒業者、ポピュラーピアニスト等)による演奏
入場無料です。お気軽に聴きにいらしてください。
♪プログラム
1
ギロック
ウィーンの思い出
2 チャイコフスキー
四季〜12月
3 バッハ
小プレリュード
シベリウス
樅の木
4 グリーグ
メロディー
アーヴィング・バーリン ホワイトクリスマス
5 チャイコフスキー
くるみ割り人形〜(連弾)
休 憩
6 ショパン ノクターン 遺作 嬰ハ短調
7 ショパン
ノクターンOp.27-2
8 ベートーヴェン
テンペスト3楽章
9 バッハ 主よ人の望みの喜びよ
ラヴェル
水の戯れ
2004/12/6
この日曜日に発表会に向けての勉強会を行いました。今回は生徒のKさん宅のスタインウェイを使わせて貰い、夕方5時から集まり、一人ずつ弾いてレッスン・・と進めていっきました。スタジオなどではなく居心地の良いKさん宅という安心感もあって、当初2時間くらいのリハーサルという予定が気がつくと休憩も入れずにレッスンに集中し(このあたりは日頃バレエのクラスを続けざまに弾くことでかなり鍛えられた?!)、連弾含み9人10組の演奏とレッスンが終わったのはいったい何時?夜9時頃?・・という具合でした。帰宅自由と伝えてはいるものの遅い時間まで皆さん熱心に聴きあって、本当によくついてきてくれるなあと特に一般社会人の生徒達には逆に頭が下がる想いです。。19日の発表会本番(下記↓ご案内参照ください)ではきっとそれぞれに力を発揮して真摯に演奏してくれることでしょう。
2004/12/2
師走・・・と書くと教科書抱えたセンセイが走ってるのを想像してしまいますが・・・。さてさて、2年ぶりに自分のレッスンを受けてまいりました。都内の某所で主催するプライベートレッスンで、ロッテルダム音楽院教授、ザルツブルグやモスクワ、ジュリアードなど様々な音楽院でマスタークラスを行ってるAquilesDelle-Vigne先生です。このところ腕と手の調子がおもわしくなく、ハリ治療など受けながらのレッスンだったので、受講を希望していたシューマンの「フモレスケ」をまとめて弾いていくのがせいいっぱいという悔しい状況で受講したのですが、30分通して聴いてくださったことにはやはり感謝です・・。
様々な曲をその場に合わせて弾く必要のあるバレエクラスの仕事をこなす中での自分の演奏姿勢の建て直し、ゆがんだ部分の軌道修正を余儀なくされる感じの貴重な1時間でした。曲の真髄にもっと迫ること、そのための丁寧な練習、楽譜の読み込みを忘れないこと・・・と、かつてせっせと通った泉岳寺の恩師の常日頃同様に言われていた言葉も改めて思い出し、省みたレッスンでした。具体的なテクニックの指導も含め、ありがたく、身の引き締まる時間でした。
2004/11/29
礒山久理ピアノ教室発表会のご案内です。
今回はクリスマスコンサートと題し、通常のピアノ曲の他クリスマスや冬に関係する曲をいくつか選び楽しいプログラムを組んでみました。大人の愛好者、音大出身者、ポピュラーピアニストなど入り混じり9名が演奏致します。皆様のご来場と暖かい拍手をお待ちしております。
-------------------------------------------------------
日時
2004年12月19日(日)14:30開場 14:45開演
場所
アコスタディオ
渋谷区神宮前1-23-27赤星ビル地下
03-3408-4541
JR原宿駅徒2分
竹下口より左手へ代々木ゼミナール脇
♯
入場無料
♪演奏曲目(順不同)
・ギロック
ウィーンの思い出
・チャイコフスキー
四季〜12月
・シベリウス
樅の木・グリーグ
メロディー
・ショパン
ノクターンOp.27-2,
Op.poth.cismoll,
・ベートーヴェン
テンペスト3楽章
・バッハ
小プレリュード,主よ人の望みの喜びよ
・ラヴェル
水の戯れ
・チャイコフスキー
くるみ割り人形〜(連弾)
・ホワイトクリスマス
2004/11/21
マロにゃあ君あわやドボンか?!事件勃発!
人がトイレに入ると必ずと言っていいほどついて来ては、僕も一緒に入るぅ!と邪魔しにかかり、運良く邪魔されずにトイレから出ても、隙あり!とばかりに開いたドアからサササとトイレに駆込んではお水のタンクに飛び乗るマロ君ですが、最近はどうも洋式トイレの蓋(変な話ですみません・・・)を頭でこじ開けてしまうことがままあり、目を離せないでいました。なにせトイレに一度入ると、奥の方に立てこもってしまい、なかなか出てこないのです。
危ないなあ、トイレにドボンの猫ちゃんの話は珍しくないらしいけど、まさかマローネ王子はそんなことしないわよね・・・と思っていた矢先の今日の夕方、にゃあが妙におとなしい・・どこ行っちゃった?と見渡したところ、にゃんと!トイレのドアの隙間からマローネ王子の可愛いおしりが浮き上がり、逆立ち状態の後姿が見えるではないですか!頭はトイレの蓋の下に隠れ、前足も既に・・・・!!
あわやのところで救出、即苦手なシャワーに直行。。。神妙に久しぶりのシャワーを浴びていたマロ君でした。今暖房のきいた暖かいお部屋でせっせとぺろぺろ舐めては毛づくろいしています。王子とも最近は大公とも呼ばれるマロ君ですが、トイレにドボンの話もこうしてみんなママに暴露されちゃうのでありました。情けにゃあね、とほほ・・・。
2004/11/14
アレクセイ・スルタノフのCDが発売されました。
ご承知の方も多いと思いますが、第8回クライバーン・コンクール、第13回ショパン・コンクールで名前を馳せたあの若き名手は残念ながら現在病気療養中です。2002年、7月4日付け当ページでも紹介させていただいた状況が今もなお続いている様子ですが、御家族やファンの方などの支えのもとリハビリに励み、左半身の麻痺の回復に努めつつ右手は鍵盤に触れられる状態になってらっしゃるとのことです。
そんな中日本の熱心なファンを中心に彼の発病前の未公開録音がCD化され、発売されました。今そのCDを聴きながら書いていますが、若々しくスケールの大きな音楽性、余裕たっぷりの技巧に支えられた素晴らしい演奏です。
1曲目のショパンのマズルカからはっとさせられる新鮮さを感じるものですが、やはりこのピアニストの得意とするホロビッツ編曲のハンガリアンラプソディー、死の舞踏、カルメン、結婚行進曲などを聴くにつれ是非元気になってこの才気溢れる演奏を再び聴かせて欲しいものだと願わずにいられないものです。
ツアー中、ホテルでの練習に使用したという電子ピアノによる彼の即興演奏もほんのちょっぴり紹介されていてなかなか興味深いものです。
プライベートな録音のため一部音が割れていたりもしますが、CDの内容はピアニストの魅力を十二分に伝えるものとなっています。
製作にあたっては監修の村上雄介さんを始め、スルタノフ夫人とコンタクトをとりながらファンの方々の熱意による主体的な動きで完成されたということで、CDの売上はこのピアニストの支援にあてられるということです。
店頭販売はされていないということですので、ご興味のある方は是非詳細をこちらのサイトからご覧になってください。
http://www.kt.rim.or.jp/~ymura/LiveinRiga.html
2004/11/8
イョルク・デームスの演奏会を聴きました。オールバッハで、パルティータ6番を始めに置き、メインはゴールドベルグ変奏曲という渋いプログラムなのですが、氏の演奏、小さなサロンのその空間、楽器の繊細な響きとあいまって貴重な時間と空間を体験した気がします。ゴールドベルグをナマの演奏で聴いて涙の出る感動を覚えたのは後にも先にもそうあるものではないでしょう。録音や大ホールの演奏会では決して得られない感動です。
ホールはサローネ・クリストフォリという成城にある普通の民家の一部をコンサートサロンに創ったもので、50人も入るといっぱいの小さな教会を思わせる高い天井の大変落ち着いたサロンです。
さて、目の前で弾かれるデームス氏のバッハの音はとても繊細で、ペダルを駆使した柔らかく落ち着いた品のある明るい音色に溢れ、声部の絡み合いが様々な色と共に複雑な響きを創りだしていました。終始その立派な体格の上半身をほとんど動かすことなく弾き、年代物のスタインウェイから実に細やかな響きが紡ぎだされることにまず深く感動したものです。
これ本当にスタインウェイの音?と終始信じられないような気がしていましたが、鉄を鳴らすといわれるその楽器の特徴からはこれまで聴いたことのない弦楽器のような繊細さがデームス氏の指から引き出されていました。
目の前で紡ぎだされるバッハのその音が時代も国も一切を越え、はるか彼方の美しく懐かしい存在となって心に響き、その場、その時間だけがすっぽり切り取られて別なところに存在してるような異次元、異空間の世界を感じたものです。
しかもゴールドベルクのいくつもの変奏を頭で考えたり分析してみたりの間など与えない流麗なデームス氏の演奏を聴き進めるうちに(当日は繰り返し無しだったようで、演奏時間は?)ぐいぐい引き込まれ、不思議なほど胸がいっぱいになり、あっという間に最後のアリアがダ・カーポされる頃にはじわりと涙が出てくるのを感じていました。涙の意味を後で振り返ってみると、異次元異空間とも書きましたが、一方でまた1928年生まれのデームス氏の演奏から、味わい深い人の生そのものを次々とその変奏に聴きとることが出来たその感動の涙だったのでしょうか。
アンコール(!)にこの1曲だけですよと演奏された「平均律」のお馴染み1番のプレリュードとフーガも又とてもエレガントな演奏でした。
サローネ・クリストフォリのこと、デームス氏のこの後の演奏会等のことはこちら。
http://www.japan-music.com/cristofori/index.html
このような素晴らしい演奏会を企画されているこのホール主宰の池田さんには敬意と感謝を。。。
2004/10/30
繰り返し報道される新潟の地震による被災の様子を目にするにつれ、人が生活していける対策も早急に必要なのは言うまでもないですが、家で飼われていた犬や猫などはいったい今どうやって生きてるのかと気になります。或いはやはり倒れた塀や建物の下敷きになり犠牲となった生き物も少なからずいるでしょうか。すやすやと暖房の前で心地よさそうに眠るマロ君ですが、大きな地震が来たら・・・・?
それとやはり気になるのは被害にあったピアノのことです。被災の状況によっては壊れてもやがて再び弾かれるようになるピアノ、或いはもう生き返らないピアノ・・と考えると胸が痛みます。新潟が深い雪に覆われる前に暖かく生活できるようにと願うばかりです。
2004/10/23
ピアノレッスンについて11月より新規にレッスンのお申し込みが可能な曜日を掲載しました。詳しくは礒山久理ピアノ教室のページをご覧下さい。
2004/10/20
それにしても台風台風又も台風ですね。北国では雪が多い年、屋根の雪下ろしやら家の前の雪かきやらで疲れ果ててしまい、春が来る頃には雪疲れといった様相で足腰を痛めげっそりしてしまうものですが、こうも繰り返し台風に直撃されている地方では直接被害に遭われた方はもとより自然の激しさに抵抗もできずに心身共に疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか・・・。
さてさて、美味しそうな本をみつけたのでご紹介!
手にしたのはちくま文庫「辻静雄コレクションT」。なんというのでしょう、読んで楽しむフランス料理の本とでも言いましょうか、目次をかいつまんだだけでも「フランス料理の手帖 1キャヴィア 2チップ 3メニュー・・・・・6ワインとソムリエ・・・8チーズ 9チョコレート・・12食卓の音楽・・・・・19フランス料理今昔・・・・・」といった具合。
どうのこうの説明するよりも兎に角書き出しを抜いて紹介させて貰いますが、
「まずはキャビアで始めるとするか・・・・
何年前のことなのか、筋もすっかり忘れてしまったが、フランソワ-ズ・サガンの『ブラームスはお好き』という小節が映画になってやってきたことがある。(略)今夜はたっぷりもっているから豪華なディナーでいくぞという注文を受けたボーイ長が、それではキャビアにブリニス、ウォトカでお始めになりますかと答えていた。西洋では、お金に
糸目をつけず、贅沢三昧の食事を楽しむとなると、必ず最初に出てくるのがキャビアなのである。」
という具合にキャビアの話が始まるのです。そして「食卓の音楽」の章では團伊玖磨さんやアシュケナージ、メニューインといった一流の音楽家の名前も登場し、その食卓の風景などがちりばめられます。
この文庫の出版は2004年10月ですが、既に1969年、73年に出版されたものをちくま文庫オリジナルに編集しなおしたものということです。手にとってぺらぺらとめくった瞬間、文章の切れ味がよく簡潔ですいすいと読みやすい上、豊かな教養に裏づけられた味わい深さに一瞬にして魅せられ、1200円という値段の文庫本ですが迷わず欲しくなりました。それもそのはず、著者の辻静雄さんは読売新聞で記者を勤めた後、あの有名な「辻調理師学校」を設立されたという方なのですね。どうりで料理の話も文章も一級品。美味しいもの好きの大人に嬉しい本です。
2004/10/16
最近のにゃんマローネ氏はすっかり秋モードのスイッチが入ったらしく、夜はこっそり布団に忍び込み腕枕にアゴをのっけて眠り、いつのまにかいなくなったかと思うと朝方冷え込む頃には足元にぺったり寄り添ってまるくなり・・。夏の間はご無沙汰していた食器棚の上も復活し、ぴょんぴょんと飛び乗っては高いところってあったかいんだよ、知ってる?と言わんばかりに居心地よさそうにこちらを見下ろしています。
それにしてもマロを抱っこしながら、これからの季節一家に一匹動く暖房!などと笑っていたのはなんのことやら、実は暖房代わりにされているのはヒトの方。立ってるものは親でも使えと言いますが、さしずめ暖をとれるものは飼い主でも使えというところでしょうか。。
まあ、しょせん猫にとって飼い主というものはご飯と暖かい寝床と遊び場とを提供してくれる便利な生き物といったところなのでしょうけれど。でもやっぱりマロを抱っこしながら見つめあえば、愛情たっぷりのまなざしで、ママ大好き〜と囁かれ(何語で?)そうね、二人の間は誰にも邪魔できないのよとうっとりする、四季を通して変らない親馬鹿ママでした。。。
2004/10/10
岩合光昭さんと言えば動物の写真で有名、猫の雑誌などでもお馴染みの写真家ですが、この連休、「海(Kai)ちゃん ある猫の物語」という文庫をふにゃあっと寝そべって眺めていました。子猫の時からおかあさんとして生きていく16年間の海ちゃんの写真にカメラマンの奥様、岩合日出子さんが文章をつけられてるのですが、写真も文章もただただ胸がいっぱいになるような猫への愛情が静かに溢れています。
岩合さんの写真には動物に媚びたところが全く無く、この本でも海ちゃんという猫一匹の凛とした性格、その瞬間の感情や思考ひいては猫が生きる哲学といったものまで写し取り、見る側に伝えてくれます。優れた肖像画がそうであるように。そこには被写体となってくれた猫への深い愛情と敬意が感じられます。
お母さんとなり毎年毎年子猫を産み、16回もお産をし、至極生真面目に子供を育てたという海ちゃんと赤ちゃん猫達の触れ合う表情もたまらないものです。可愛いという言葉を安易に使いたくないのですが、やっぱりほおずりしたくなるほどに可愛い猫の写真と文章をおもいきり愉しめる1冊です。新潮文庫590円。
と、猫の本を読みながらかじっていたのが「Le Chats de Ginza 銀座の猫」というお菓子です。黒ごまのつぶつぶが見えるサクサクのサブレなのですが、このサブレ、その名のとおり猫の形をしています。なかなかスタイルの良い猫ちゃんで、ふっくらしなやか、しっぽがスラリという美猫を彷彿とさせます。和菓子でお馴染みの「銀座あけぼの」でひとつ90円だったか(たしか・・)でばら売りされてます。美味しいです。
2004/10/3
デジタルカメラというシロモノもなかなかのものなのですねえ。日進月歩(という言い方も既に大時代的・・)の技術に文明開化の音をたっぷり聞いてしまう私はゲンダイ人ではないのでしょうか。と、ぶつぶつつぶやきながらも写真をアップしました。わあ、マロ君貫禄ついたでしょう〜・・・いえ、今回はマロ君の写真ではありません。マロ君ファンの皆様残念でした、ゴメンナサイ。
本番の演奏中?・・・う〜む、ほとんどが「使用後」のヤラセ写真です。
なお、皆様よりいただいた感想もリサイタルページにまとめて掲載いたしました。
2004/9/29
れれれ、一週間も又更新していないではありませんか。う〜む、コンサートボケもいいかげんにしましょう。。
その間に何を思っていたかといいますと、えー・・・・フモレスケの録音は掘り出せば案外沢山あるものなのだ・・・・リヒテルはレコードがあるらしいけどCDもあるのかしらん、ラローチャさんもやはり美しいし、イヴ・ナットの名演は持っていたのに気がつかなかった、ホロビッツもあるとかいうし・・・シフにル・サージュは無難なところで、凄みのあるのはラド・ルプーで・・・ってHPに書こうかなあ・・・とと・・・・・・ええっ!フランソワ-ズ・サガンが亡くなった!!あれ、でも、まだ生きていたんだっけ・・いやいや、オイオイ・・・やっぱり肝臓かな・・・でも妙に古典が読みたいにゃあ、漱石でもひっぱりだして読むか、昔の文庫で「草枕」を取り出せば、おお!なんてまあ小さな字!さすがは新潮文庫・・・・・まあ、単に読みにくくなった我が目をしかと自覚させられただけではないですか・・ぶつぶつ・・・・・・わあコンサートの写真綺麗に撮れてるではないの!アップできるかな・・・さて、稽古場用のレパートリーに来年冬の牛久のコンサート用に新しい曲もわんさか譜読みして。。。と1週間が過ぎていきましたとさ。ちゃんちゃん。
2004/9/22
リサイタルへの感想をいくつか追加↓させていただきました。
2004/9/19
おかげさまでリサイタルを終えました!ご来場いただいた方はもとより、様々な形で応援メッセージを下さった方、ご支援くださった多くの方々に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
作品を掘り下げ、その上で自分の持っているものを存分に出して演奏したいという目標を持っていたのですが、本番では「存分に弾いたー!!」という感じです。
予定通りのプログラムに加え、アンコールにはショパンの「ワルツ イ短調 遺作」とエリック・サティの「Je Te Veux(ジュ・トゥ・ヴ-)」 を弾かせていただきました。なにせ暗めなプログラムですから、サティで皆さんほっとされてご帰宅されたことかと・・・。
演奏については既にお電話やメールで感想をいただいており、掲載可能なものはこちらでご紹介させていただきますのでお読みいただければと思います。
------♪9/18 リサイタルへご来場いただいた方よりの感想-------------
◆吉田様(名古屋 コンサート企画、音響等に従事)
今日は、あのホールにおけるピアノの響き方を予測して、前から7列目中央の席で、まったりと聴かせて貰いました。いやぁ、詩人ですねぇ〜。技量が想像通りというか、それ以上でビックリしました。
強弱やリズム、テンポの取り方など表現方法が上手く、作品が生きていました。
1曲目のモーツァルトは、緊張か?あるいは、ご自身のペースになりきっていなかったのか?弾き始めに少々ぎこちなさを感じましたが、それも徐々に解消されてOK.驚いたのはショパンで、詩人の作品を詩人が弾く…まさにそんな感じ。感性の豊かさを響かせる演奏は、礒山さんの得意分野なのでしょうか?
アンコールのサティは、僕にはフランソワの演奏が強く印象に残っているんですね。でも、礒山さんもそれに負けない表現力を持っており、感動に鳥肌が立ってしまいました。
おそらくメインは『フモレスケ』なんでしょうが、初めて聴いた曲なので誰かと聴き比べようがありません。でも、構成ごとに個性が出ていて面白かったし、音も生き生きと響いていましたよ。
今日の衣装、イイですね。クラシックのお嬢様ドレスっぽくなくて、チラシ写真の雰囲気とマッチしてました。ピンクがライトに映え、美しく目に留まりましたよ
◆tomtom様(東京 アマチュアヴァイオリニスト)
礒山さんの研究熱心な姿勢がよく伝わってくるので、コンサート聴き終わってから、こういう曲ならどうい
う演奏をされるだろう、と演奏をもっといろいろ聴いてみたい、そんな食欲の湧く演奏会でした。
たとえばモーツァルトならソナタ14番ハ短調あたりを礒山さんの演奏で聴いてみたい。ショパンならマズルカで聴いてみたい。シューマンなら『謝肉祭』で聴いてみたい、あと、オプションとしてブラームスの『間奏曲』あたりを聴いてみたい、そんな感想をいだきました。
◆Yuki様(東京 ピアニスト)
hisariさんのピアノをじっくりと聴かせていただくのは初めてでしたが、多くのピアニストにありがちな、「私凄いでしょ」みたいなところがなく、「ピアノっていいでしょ?シューマンって素敵でしょ?」という姿勢が感じられてました。ご自身が大切になさってきた宝物を見せていただいているような、そんな暖かいコンサートでした。
◆sako様(東京 クラシック愛好者)
とっても緊張してるひさりさんもステキだったけど、大曲を練習するのが、とにかく大変だったと思うんです、あれだけ実力発揮できたんですから、すばらしいと思います。聴き栄えのする小品でまとめなかったってのも、女の意地を感じましたね。
〜〜以下 教室門下生より〜〜
◆合田(東京 音大ピアノ科卒)
とても強い熱意と感受性と積み重ねた努力を感じました。とても聴いていて心打たれる音楽でした。実は裏でひそかに涙していました。先生の大きな一歩は私にとって何にも代えがたい喜びです。これからの先生のご活躍が楽しみです。私も先生に負けないように頑張ろうと思いました
私も先生みたいに前向きに自分の可能性を信じて頑張りたいと思います。本当に素敵な演奏をありがとうございます。
◆岩瀬(東京 クラシック愛好者)
先生のピアノと曲目への理解と愛情の深さを垣間見させて頂いたという感じです。実は知らない曲目ばかりでしたが、素人ながら技術屋の端くれとして想像しますに、これ以上の演奏を探すのは簡単ではないな、
という気がします。技量(と器量)にも圧倒されて、へろへろになって階段を2,3度踏み外しながら千代田線の電車に倒れこんで帰った次第です。
2004/9/11
というわけで、本番前1週間の潜伏期間に入ってます。今週、いつものバレエの仕事は少々弾きますが、レッスンはお休みにさせていただいてます。生徒の方から「先生、本番前いつまでレッスンなさるんですか?!」と心配されながら、しっかりやるわよっ!と元気にレッスンしてました。でもさすがにもう休ませて貰います。。しばらくHPの更新もお休みです〜。では〜。
2004/9/3
あれれれれと思ったら9月になっていました。ピアノにゃんこピアノにゃんこと明け暮れた8月でしたがやはりピアノピアノにゃんこピアノ・・・と始まった9月です。昨日はリサイタルの会場でリハーサルをしてきました。本番も近くなり、たくさんの方達から励ましのメールなどいただいております。本当にありがとうございます。
おかげさまでチケットの売れ行きも好調で、前売り分としてはぼちぼち完売に近い状態です。ご予定を考えていらっしゃる方はお早めにメールをいただければと思います。よろしくお願いいたします。
2004/8/27
マロ君お隣の若夫婦さん宅通り抜け事件勃発!
午後のレッスンも一段落した夕方、マンション玄関先の郵便受けに郵便を取りに出たところ、「僕も行く!」といつものようにママの後を追ってトコトコ通路に出たマロにゃあ君でした。
と、そこへお隣のおねえさんが買い物から帰ってきました。こんにちは〜とお隣さんがにこやかにドアを開けようとしたその時、にゃんと、マロ君は狙っていた獲物を捕まえるかのごとくの勢いでタタタとお姉さんの方に駆け出し、あっ!という間に開いたドアからお隣のおうちへ駆け込んでしまいました。
慎重派で怖がり屋さんのマロはよそのおうちに行く時は静々と忍び足で様子を確かめながら一歩踏み込み二歩踏み込みとなかなか入ろうとしないのですが、何故かその時はお隣のお姉さんの開けたドアからなんの躊躇もなく部屋の中に駆込んでいきました。
さて、玄関から入ったら玄関から出てくるものとこちらは思うもので、お隣の玄関先でマロくーん出ておいで!と呼びながら、夕飯時の忙しい時にうちのにゃんこがお隣の押入れかなんかに立て篭って、ぐれてやるぅ、とかわんわん(ホントにマロはわんわん鳴くのです・・)鳴いて出てこなかったらどうしよう、お隣のおかずの秋刀魚を口にくわえて誇らしげに出てきちゃったらどうしよう・・などなど心配したのもほんの束の間、家の中にいらしたダンナさまが「帰りましたよ〜」とひとこと。
にゃんと、良い子のマロ君はお隣の玄関から入って一直線に部屋を駆け抜け、あっというまにベランダから出て自分のおうちに戻って来たのでした。その間何が起きたかはわかりませんが、実に拍子抜けするほどあっという間のことでした・・。
ご飯を炊いてる最中だったから入って来たのかなとお隣さんは笑っていましたが、いったい何だったのでしょうね。マロ君は何食わぬ顔で帰ってきましたが。。。
2004/8/25
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども」という歌を思い起こす風が微かに感じられます。夏休みにはご無沙汰しているお友達と美味しいものを食べて喋るのがこの数年恒例になり、この夏もしっかり食べて喋って食べて喋ってと女友達と盛り上がった日がありました。
美味しかった話のその1は恵比寿ガーデンプレイスのウェスティンホテルでのランチ。サロンコンサートの本番が終わった次の日、学生時代の友達と二人で最上階にあるレストラン「ビクターズ」でゆっくりランチをいただくというなんともゴージャスな時間を過ごしました。そちらの厨房で腕を振るうこれぞプロの料理人!という知人を通じて予約できたので、席も東京タワーのてっぺんを同じ目線の高さに見るような?見晴らし最高の席をとれました。
牛ヒレをメインにしたコースの料理の中では冷たいスープ、ビシソワーズが特筆の美味しさで、久々に会った友人と「私達ってなんて幸せ〜!」を連発しておりました。でも実はそれ以上に私一人が特に盛り上がって美味しい!を連発していましたのが別メニューで頼んだシャンパン。。これは甘さと酸味のバランスが格別に良いもので、爽やかな酸味が喉を通った後に蜂蜜のようなほのかな甘さがほんわり口の中に感じられるもので、それはもう絶品でございました。
デザートはバイキング形式でお好きなものをお好きなだけ・・というもので、勿論これには別腹が用意されてますから、小さく作られた数種類のケーキやチョコ、果物がしっかりおさまったのは言うまでもなく。
レストランの内装はホテル全体の雰囲気と共にクラシカルな色調で統一され、接客の感じも丁寧で親しみやすく落ち着いて食事できます。ディナーはさすがにお値段もそれ相当ですが、ランチタイムは比較的お手軽で、特に誰かと改まってゆったりした昼食を楽しみたい時にはお薦めです。
その2・・・これは女3人で夕方5時の黄昏時にもまだ届かないうちから新宿で飲んでいたというもので、目線は新宿伊勢丹の屋上の高さにどんぴしゃりといったところです。
ささやかにアホらしく開店同時突入!を計画し(なんだそれ?!)、「えん」というジャズの流れる和風の居酒屋さんに一番乗り。言うまでもなく誰もいないお店の一番はじっこ、窓際のテーブルにご案内、しっかりゆったり陣取りました。「やっぱり銭湯は一番風呂が気持ちいいわよね〜」などとわけのわからない盛り上がり方をしながら食べて飲んで喋って・・と四十路の女性3人、4時間ほどの宴会でした。
ビル7階にある居酒屋の窓から夕日を眺めながらの飲み会というのもなかなかおつなものです。この日の最後も場所を変えてやっぱりケーキに紅茶。殿方には理解不能な(というか、する気も起きない、想像するだに恐ろしい?)楽しみでしょう。おほほほほほほ。
忙しい・・などと書いたばかりでしたが・・・・。
2004/8/21
バレエピアニストMLに新会員さんを1名お迎えしました。
久しぶりの新会員さんは横浜市在住でバレエピアニスト歴5年の方です。これで現在会員数は24名となりました。
さてそのMLですが、管理人の私が、生徒のレッスン、バレエの伴奏、その他演奏活動と、ML立ち上げ当初に比べ現在大変多忙になり、そのため勝手ながら当面MLの会員募集は控えさせていただくことにします。ご了承ください。
2004/8/16
ソロコンサートの小さな本番をひとつ終了!ほ。。。
15日(日)上野にお住まいの生徒Kさん宅でサロンコンサートを開いていただきました。お部屋を大幅に改築し20畳以上の広々とした素敵なワンフロアにスタインウェイを入れ、Kさんご夫妻の友人知人を10名ほど招いてピアノのお披露目のともなる初サロンコンサートでした。
本番前の何日かはお宅に何度も伺ってまだ入れたてのスタインウェイを鳴らすようにできるだけ弾きこみ、そちらの調律師さんともお話し楽器の調整に立ち会い、出来る限りの準備を重ねてきたもので、Kさんご夫妻のいたれり尽くせりの配慮のもとでとてもいい本番を迎えることができました。
広いホールと違い、お客様の空気をこちらも直接感じますし、お客様の方も弾いてる顔の表情から呼吸まで感じることのできる場なので独特の緊張もありますが、私も次第に集中が上がり、アンコールは楽しんで弾かせていただき、気分はあと何曲もいけそう!な感じで終えられました。
お客様も大変暖かい拍手を送ってくださり、リサイタルプログラムにアンコール2曲を含めた1時間20分ほどのコンサートをとても楽しんでいただけたようで、なによりでした。
♪細かい配慮を重ねていただきながら素敵な演奏の場を与えてもらったKさんご夫妻・・と、いつも大歓迎でリラックスさせて貰った可愛い2匹の愛犬パピヨンちゃん達にはこの場で改めてお礼申し上げます。一休みし、この経験を次の機会に生かせるように又頑張ります!
2004/8/8
いつも不思議に思いますが、それにしても猫の耳というのはどうなってるのでしょう?にゃんマローネ氏は私の練習のみならず、最近は生徒のレッスンの最中もずっとグランドピアノの下にもぐりこんで静かにお昼寝したり鍵盤の方をのぞき見たりです。子猫の頃から比べると益々その時間が増えているようです。今日も2時間以上そうやってレッスンの間中、ハノンもツェルニーもバッハもベートーヴェンもメリカントなんていう北欧の作曲家の作品も大音響で流れる屋根の下でくうくう寝ていました。猫は高音によく反応すると言われるようですが、こんなにもピアノの大きな響きを聴き続けて難聴にでもならないのでしょうか・・・。
小さい生徒には「びっくりしないでね、猫ちゃんが下にいるから。じっとお昼寝してるから大丈夫よ」と言ってきかせてからレッスンを始め、実際、大人になったマロは子供のレッスン中もだいたいはおとなしくいい子にしてくれてます。
ピアノの下を覗き込むと、時々目を半開きにしながら狸寝入りをしてるようにも見えたり、まあまあの演奏ですにゃあ、もうちょっと繊細さが欲しいよにゃなどと批評家のごとくにひとこと言わんばかりのを顔を見せてくれますが。
バレエのお稽古場にもよく猫や犬がいたりするようですが、ピアノのレッスン室で生徒のレッスンもママの練習も日がな一日何時間もピアノを聴いてるマロの耳はいっぱしの先生並かもしれないですね。日に日に肥えていくのでしょうか?是非一度マローネ先生の感想を日本語でお伺いしたいものです。
2004/8/2
暑さの中ぐっと集中して分厚い1冊の本を読むのもいいものですが、このところは読み切るというのでもなく、なんとなくいっぺんに数冊手元に置き、1冊を手に取り読み始め、集中に欠けたところで別な本を開き、それも飽きた頃には又別な本を・・という具合に数冊をはしごしながら読んでいます。文体も扱うジャンルも全く違うものをぽんぽんと短時間それなりに集中して読むのはフルコースというよりも和洋折衷のバイキングを食べてるようでそれなりに面白いです。
ちなみに手元(というか枕元です)にある本は、なんでしょうか・・と・・まずは新潮文庫、「三島由紀夫十代書簡集」自意識も並外れて過剰の10代の三島由紀夫ですが既にその鬼才ぶりはこの書簡集から十分読んで取れますし、文章も言葉づかいも美しく、同じく10代でもチョーを連発するテレビから流される安易な言葉の世界からまさに読書でしか得られない別世界の静けさと知の世界に浸れます。
もう1冊は「キュリー夫人」。既に何度も何度も読んでるものですが、手元に置くのは白水社から出ている分厚い伝記ではなく、岩波少年文庫、エドナ・ドーリー著の易しい本です。尊敬する女性というとクララ・シューマンとキュリー夫人という二人がすぐに浮かびますが、シューマンの妻クララはもとより科学者のマリーの生き方からも勇気と元気をたくさん貰います。ポーランドというとショパンとすぐに結びつきますがキュリー夫人の伝記からも勿論、「マーニャ」の子供の頃の逸話と共にポーランドの自然や暮らしぶり、歴史に触れることができます。憧れの魅力的な女性です。
それからもう1冊は本命?ピアニストの宮沢明子さんが書かれた「ピアニストの休日」。古い本ですが、ピアノさらおう!大好きな大好きなピアノを大事にしよう!っと謙虚さと厳しさとやはり元気をたくさん貰います。それから、サガンの「ブラームスはお好き」、に鈴木真さんという方の「猫好きのおもしろ話」なんていうのも部分的につまんでおさらいしながら楽しんでいます。
2004/7/29
箱入り息子で〜す!
というわけで、このところのマローネ氏のお気に入りは約30センチ四方の箱。ご覧のようにすっぽりとおさまって居心地良さそうにすやすや眠ります。もしくは箱のふちに顎を乗せ、顔だけ出して世間を眺めています。これを書いてる現在も箱入り中。お中元で〜すと言ってお届けしちゃうぞと脅かされてちっちゃくなっています。この微妙に狭い箱を暑苦しくも押し広げてまるくなって入るのがどうやら彼のお気に入りらしいのです。
なんとなく隅っこが落ち着くとか、適度に狭い部屋の方が安心するとか、人間も胎内回帰願望?なのかそういったことがあるようですが、猫の場合、袋と見れば顔を突っこみ、箱と見れば大きさに関わらずとりあえず体を納めようとするその欲求はかなりストレート。薄暗い押入れやらダンボールやらに入ってみたい願望は子供の頃遊び足りなかったのかなんなのか私はいまだに抑え切れない(抑えてますが・・)欲求を感じるもので、猫の気持ちもよくわかる気がするというものなのですが・・・。
♪レッスン後、携帯でカシャッと撮ったこの写真の提供は生徒のM.Kさんでした。
2004/7/23
日中部屋に置いていた水槽の温度が上がり、泳いでいたはずのお魚さんがぷかぷか・・・・という悲しい話もどうやら珍しくはないらしいほどの暑さです。
マロにゃあも暑くてとろとろですが、涼しいところは猫に訊けというくらい、彼は部屋の中で居心地のいい場所をよく心得ていて、少しでも冷たいフローリングの床にぺったりとおなかをつけて寝そべっては午後の眠りをたっぷりとむさぼっています。今日は午後のレッスン中ずうっとその調子でレッスン室の脇の廊下に寝そべってピアノを聴きながら寝ていました。
それにしても極楽極楽とばかり気持ちよさそうなので、ためしに猫の隣に一緒に寝そべってみるとなるほどそこは風が通り抜け心地よいものです。が、私が一緒に寝そべるのは暑苦しいらしく、もお〜折角一人で気持ち良く寝てたのにぃと、のそっと立ち上がって場所を変えてしまいます。
そのくせ、明け方4時ごろには起き出して、かまって欲しくてわんわん鳴いたうえ、ママはにゃんで起きないのか!と怒って机のメモ用紙を食いちぎり、パソコンのマウスを蹴飛ばしと強硬手段に出ます。マウスはマウスでもちょっと違うんじゃないかな、にゃんこさん・・。
2004/7/18
あと2ヶ月!・・・何が?・・・というわけで、リサイタルのチラシの画像など詳細をアップ!しました。皆様まずはチラシをご覧くださいませ。実物との比較はまあともかく、私の顔写真がそれなりに写っております。とても素敵なちらしを作っていただき、チラシを見ながらえいっ!と気合を入れております。
これまでに様々な形で演奏の場をいただいてきましたが、今回初のソロリサイタルとなりました。独学時代が長く、ユニークといえばユニーク、あまりに晩学といえばあまりに晩学の私ですが、その気になった時には素晴らしい先生方に恵まれ、音楽を大切にすること、ピアノで音を出すということの一から教えていただいてレッスンを重ね始めたのが既に20代・・・。
弾き続けていたらいつのまにか人様から、リサイタルやらないの?と言っていただくようになり、とんでもない!と逃げながら・・・やっと機が熟したとでも言うのでしょうか。これまでに勉強した曲、自分の中で暖めて来た曲を皆さんと共有できればと思います。色々な方々の励ましや協力を得て只今準備中です。
場所は日比谷駅直結、スタインウェイサロン、松尾ホールです。88席のサロン風ホールですが、現在大変な人気で、予約はびっしりという素敵なホールです。9月18日(土)午後3時、是非聴きにいらしてください!
2004/7/17
マロにゃあくん、今日はお風呂に入ってぴっかぴか!でした。
お水は少々苦手なマロですが、生来の優しい性格のせいかシャワーを浴びても暴れることなく静々と洗われています。とはいえ、さすがに嬉しいというほどの様子でもなく、狭いお風呂場をうろうろうろうろしながらシャワーの温水を浴び、シャンプーの泡になにやら不可解な顔つきで、アワアワの足をぶるぶるさせ、「にゃんなの、これ?僕、いい子で我慢してるから兎に角早めに終わってくれない?ねえ、まだあ?」と終始眉間にしわを寄せていました。
いい子ね、いい子ね、マロはほんとにほんとにいい子ね〜とありったけの猫撫で声で誉めてあげながらすすぎのシャワーで洗いあがる頃には、「もう限界、ぼくもうヤダ、もういいでしょう?」とママのTシャツにしがみついてきて背中にのっかってしまいました。勿論全身ずぶ濡れ状態で背中にべったりしがみつかれ、こちらも水浴び状態。
ドライヤーであらかた乾かした後は窓辺でぺろぺろと舐めながら自然乾燥。シャンプー後の乾いた猫っ毛はふわふわキラキラと光って軽くて綺麗。でもしばらくの間マロの視線にはなにやら微妙な色が漂って「シャンプーって、僕、嫌いだよ・・・」とでも言いたげに横目で睨まれ、ちょっと怖かったです。
2004/7/11
過ぎてしまった月ですが、先月、2004年6月はなんだかバタバタと色々変化があって少々ばて気味でした。そんな中で突然訃報が届き随分と驚いたものでしたが、今日その方のお別れの会に出席してきました。
亡くなった方というのはネット上ではフルノフスキーさんという名前で活動されていた方で(ネット上で亡くなったことに関しての情報も出していますので書かせていただきます)、いわゆるプログレ、プログレッシブロックのキース・エマーソンについての大変充実したホームページを開いていたその方です。私にとってはピアノの大切な生徒のひとりであり、音楽や心のありようなどの話題で静かな心の共感を得られる人でもあり、その突然の死は少なからず痛いものでした。
でも、四谷のライブハウスで開かれた彼のお別れの会は、いい会だなあ、彼は天国で照れながらもニコニコと笑ってこの会を見ているに違いない、とその場の誰もがそう思わずにいられない素敵な会でした。ついでに・・・自分もあんなふうに見送られたら幸せかも・・と思わせる暖かさと笑いのある会でした。
プロアマ問わず、クラシック、ジャズのジャンルを問わず、音楽に関係する人を中心に様々な人が集まり、演奏し、語りあいましたが、一人ずつのフルノフスキーさんとのかかわり方を伺うにつれ故人がいかに博識で守備範囲の広い、そして又優しさとユーモアに溢れた方だったのかと改めて知らされました。
残されたものにとっての辛さや悲しみの乗り越え方さえもひょっとして実は用意周到に一人ずつの心に与えてくれた後、じゃあもういいかな、バイバイ・・と逝ってしまったのかなと、そんな気さえしてくるものでした。
会の始めにフルノフスキーさんがレッスンで弾かれた思い出の1曲でもあるモーツァルトのニ短調の幻想曲と、バッハにも造詣の深い彼にとメンデルスゾーンのフーガを弾かせていただきましたが、フルさん、聴いてくださったかな・・。
心よりご冥福をお祈りいたします。
2004/7/4
礒山久理ピアノ教室のご案内に一部追加。
レッスンを受けるペースについて具体的に参考例を載せました。子供が上達していく過程には毎週こまめに休まずレッスンに来ることが必要ですが、大人の方の場合、ひとりひとりによってレッスンに来られるペースはさまざまです。まずはご相談ください。
2004/7/2
生徒達の勉強会や発表会を終えるとこちらもほっとしますが、人によっては刺激を受けてより一層むくむくと練習する気が起こってくる場合もあるようです。勿論そんなことをご本人が意識しなくても、次のレッスンにはひとまわり成長した様子をはっきりと感じさせる方もいます。嬉しい限りです。
勉強会に初めて参加される方は大人の愛好者がみなさんしっかりとした演奏をするので驚かれる場合が多いのですが、今回もそういった感想を耳にしています。大人だからとか子供だからとかいうことではなく、ピアノの作品に向かう姿勢は基本的には同じで、出来るだけ真摯に作品に向かっていくことと考えています。その作品にその人の力なりに時間をかけ、作品が求めている演奏に少しでも近づけるようにとレッスンを重ねていくことを大切にしています。生徒に伝えることは気がつけば全部自分に向けている注意でもありますし・・・。
それと何より、実力がしっかりある方達にはそれ相応の作品に触れて感性や演奏の力を伸ばし発揮して欲しい、そういったいいものを持った人達の力を引き出せるレッスンをしたいという思いはいつも持っています。本当にいつも思いますが、生徒や生徒達のお母さま方に育てられている「ひさり先生」です・・。
と、勉強会がらみの話が続きますが、会場に使用した渋谷ステュディオのピアノのうち1台はスタインウェイ、もう1台は新しく入ったばかりのベヒシュタインでしたが、このベヒさまがなかなかの美しい音色で、私はいっぺんで気に入ってしまいました。最初に触った時に「あらら?ベヒシュタインってこんなに落ち着いたいい音色だったかな?」と嬉しい驚きを感じました。スタジオの方に伺ってみると、ベヒシュタインは最近設計を変えたそうで、その新しい設計でまだ世界中にもそれほど普及していないタイプの楽器を入れたそうです。スタインウェイのような華やかさはないですから弾く曲は選ぶと感じますが、とてもまろやかで温かみのある落ちついた音色でした。・・・・・欲しいです・・・・・・。
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