2003/4/26
本日、某お役所でのひとこま。
なんかつんつんして早口でまくし立てられてちょっとコワイなあ、この係の方・・と思っていたら・・・
私 「えーっと、ここにはこの番号を記入すれば良いのですね?」
窓口担当係 「ええ、そうだと思いますよ。」
は?・・思いますよ?! お、思いますよって、そんなアナタ他人事だと思って。。一瞬自分の耳を疑って(でも耳には自信はあるのョ)次の瞬間腹立たしさを通り越して吹き出しそうになってしまいました。
窓口担当のおねえさ〜ん、ちゃんと責任自覚して仕事してくださいよぉ。役所に提出の書類を目の前にして黒か白かの答えしかない質問に、そうだと思いますよって・・・じゃあなに?ここに年金のナントカカントカの番号じゃなくて3.141592・・・とか書いちゃってもいいのかしらん?
でもってとどめが書類提出間際。
私 「あら?ここにハンコ押さなくてもいいんですか?」
窓口担当係 「あ、じゃあ押してもらおう・・・かな。」
他人への優柔不断は音楽家の特権?かと思ってましたが・・。善良なる市民はなかなか救われません・・・あーあ。
2003/4/24
つつじが綺麗な季節になってきたのですね。大型車がびゅんびゅん通る広い幹線道路の脇にびっしりと植えられたつつじの濃いピンク色がいきなり鮮やかに目に飛び込んできましたよ。ハタと気がついて、唖然・・。私ってば何をしてるのだ?時間ばっかりどんどん経っていくぞ、と。。命短し恋せよ乙女?うーん・・・・。少年老いやすく学成り難し・・?う〜〜ん。。乙女?少年?
ピアノのレッスンでは子供が1曲仕上げたり、次第に複雑な曲を弾けるようになったりという上達に必要な時間と、大人が少しでもと上達していく時間とには当然ものすごく差があり、うっかり大人の方に対応する感覚で子供のレッスンをしてしまうと彼らの上達にとって不要なロスタイムを作りかねないのですよね。逆も勿論言えますが。
でも、おかあさま方にしてみたら自分の子供を見てはじれったい気分になることの方が多いことでしょう。待ってあげてくださいね・・と言いつつ、こちらは大人用の時間感覚から子供用に切り替えて進ませてあげないと・・。
で、私の時間はというと・・・これからあと何曲新しく譜を読んで弾いていけるもんだろうか・・・いやいや、そんなこと考えてる暇があったらせっせと弾きましょう。。
2003/4/20
最近聴いた演奏会・・と言ってももう1週間近く前になるのですが、ミッシェル・ダルベルトのソロでラヴェルのピアノコンチェルト、ト長調(「両手」のほうです)を聴きました。ジャン・フルネ指揮の都響、4月14日(月)東京文化会館です。
この日はなぜか最悪にご機嫌斜めのイライラ気分のまま席に着いてしまい、前プロの大好きな「マ・メール・ロア」の終曲に至ってはなんであんな大勢で演奏するワケ!?ピアニストなんて指から血を流してひとりでグリッサンドで往復するんだぞ、ひとりでだってできるのになによっ!・・ぶつぶつ・・・などとむちゃくちゃなわけのわからない八つ当たり気分をオケの演奏にぶつけている始末。いえ、最後のフランクの交響曲に至るまでこの日の演奏は決して悪いものではなく、なかなか良かったのです。。
が、そんな意地悪ばあちゃんさながらだったにも関わらず、2曲目ラヴェルのコンチェルト、ミッシェル・ダルベルトの演奏には、さすがにイライラ気分は吹っ飛びました。
まず、ピアノの音色なのですが、たぶんあの楽器はスタインウェイだと思うのですが、なんだか今どきの大きなフルコンには聴こえない典雅な響きがしたものです。それこそプレイエルかエラールかという音色を思わせるような。終始なんとなく不思議な気がしたものです。うーん・・「ショパン展」をひきずってた?
演奏そのもののもこれまで聴いた同じ曲の中では段違いに美しくゆとりある気品の高いものという印象。あの曲はどうしてもテクニックを見せつけられたり、硬い音でなんとなく華やかに・・みたいな演奏に傾きがちですが、2楽章などエロティックな香りも漂い、艶やかな毛並みの黒猫のよう・・。色彩と明快なリズムにくっきりと縁取られた美しいラヴェルでした。
で、この日は指揮者のフルネさんの誕生日だったのですね、コンチェルトの後にソロでドビュッシーの「ラモーを讃えて」が演奏されました。これもまた絶品。。ため息ものでした・・。好き嫌いで言ってしまえばものすごく好き〜!なタイプの演奏。聴けてよかった♪
2003/4/17
アクセスカウンター5万突破!
いつのまにやらなんと5万を越えていました。いつでしょう・・踏んだのどなた?猫?
それにしても2年とちょっとで、自分としては相当すごいと思うものです〜〜自画自賛。バレエもピアノもという贅沢なページですが本当に沢山の方に見ていただいてるのですね。ありがとうございます。これからも楽しく続けていきたい思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、少し前のことになりますが、東京府中市で開かれている「ショパン展」を観てきました。
教育テレビでも紹介されていたり、話題になっているものですが、ショパンの直筆の手紙や、お弟子のための書き込みがある楽譜、実際に弾かれたプレイエルのピアノ(いい音!)など、ショパンの息遣いを髣髴とさせるものに触れることができます。
繊細で病弱、貴族的な誇り高い香りのする男性というイメージが強いショパンですが、一般に本などではあまり見かけられない肖像画など見ているうちにショパンという人の彫りの深さや思いもかけない男性的な横顔が感じられたものです。おなじみのドラクロワによる切り離された肖像画もジョルジュ・サンドと一枚の画面に復元されて見ることが出来ました。
なまみのショパンを感じられるという点では、実際に使ったピアノもそうですが、晩年のショパンが座ったという椅子を目の前にして、そこにあの作曲家が座ったかとその肢体を想像するとかなりぞくぞくするものが・・・。
ぞくぞくするといえば、石膏でかたどられたショパンの華奢な手やデスマスクもあって、しげしげながめていたのですが、さすがにどんなに好きでもあのデスマスクを自分の枕の横に並べてうっとりして眠りにつこうとは思わなかったです。。
ショパン展はこんどの日曜、20日まで、府中市美術館で開かれています。
2003/4/14
リンク1件追加!
東京都世田谷区成城と調布にあるピアノ教室.。ピアノ教室ピア・ちゃ成城。ちょっとおしゃれな雰囲気のサイトです。
それにしても、パソコンのトラブルで皆様にもご迷惑、ご心配おかけいたしましたが、ようやく元の環境に戻ってやれやれ・・・という感じです。
しかし、さっき泣いたカラスはもう笑ったはずなのですが、どうも「消えちゃったトラウマ症候群」といいましょうか、パソコンの作業をしていて、アラ?と思うことがちょっとでもあると、びえ〜ん、怖いよ〜・・と頭がまっしろになっちゃいそうです。実はちょっと冷静に考えて最低限の知識の中で対処できることでも、これやって全部消しちゃったらどうしよう!?なんて考えて達磨さん状態になってしまいます。
紙と鉛筆ならちょっと消しゴムで消しても跡形だって残るし、だんだん消していく作業をしていくうちに実は消さなくてもいいからストップ!って気がついたら引き返すことも許されるアバウトさはあるし・・。パソコンの場合、指先のクリックひとつで、パ〜!・・・あとはむなしさが残るだけさ・・ですから。。まあ人生なんてそんなもんさね、とほほほほ。
2003/4/12
祝復活!10日ぶりの更新です。
おかげさまでパソコンは無事復旧、これまでどおりサイトの更新もできるようになりました。びえんびえん泣いて、アドレス無くしたぁ〜とかメール無くしたのぉ〜とか言っていたカラスはもう笑ってます。みなさまバックアップはこまめにとりましょう。。あつものに懲りたらなますを吹き続けましょう。では、とりあえず復活のお知らせまで!
2003/4/2
街のあちらこちらで桜の花が見事に開いているのを目にします。学校、公園、小さなお社の一角・・・闇夜にぼおっとうかぶ桜はうっとりと見とれてるうちに我を忘れてしまいそうです。
3月の末日ですが、東京オペラシティ・リサイタルホールにて素晴らしいピアノの演奏を聴いてきました。まだ音が耳に残っています。ボリス・ペトルシャンスキーという1949年モスクワ生まれ、ネイガウス、ナウモフに教えを受けた「ロシアン・ピアニズムの真髄」(ちらしより)を奏でるピアニストといってもよいでしょうか。
ベートーヴェンの32のヴァリエーション、アンダンテ・ファヴォリ、熱情、プロコのロメジュリ、ストラヴィンスキー/アゴスティ編の火の鳥・・と、プログラムだけ並べてもため息が出るようなスケールの大きさを感じますが、その演奏はまさに全身全霊で音楽を奏でている迫力と、デリケートで多彩な音色に満ちたものでした。ベートーヴェンはホールの中に作曲者の魂が蘇っている気がしたものです。
全ての音楽に対してどんな時でも瞬間に湧き上がるインスピレーションが桁外れに新鮮・・・これだけの大曲を並べながら、決していわゆるはったりなどはみじんも感じさせない、客観性を保ちながらも熱く音楽に対峙する姿勢をみせていただきました。出てくる音が全て音楽の必然性に基づいて溢れてくるのですからため息をつくばかりです・・。しかもそれに加えてアンコールを4曲、確認できなかったのでよくわからないのですが・・ラフマニノフのVRのポルカ?(記憶が定かでないですが・・)、リストのカンパネラ、と、ロシアものでなにか、プロコ?ショスタコ?・・に、締めくくりはチャイコフスキーの四季からおなじみの6月ヴァルカローレ(うっとり・・)・・これまたそれだけでも息切れしそうな曲を並べるのですから、恐ろしいです。。
楽器はベーゼンドルファーを使用してのコンサートでしたが、事前に関係者の方からペトルシャンスキー先生は時に弦を切る程の・・と伺っていたことばが納得できました。決して息がつまるような強音ではなく、単に力を誇示するようなフォルテシモではなく、ロシア人の男性の立派な体格でその全体重を乗せて、本当に音楽がそういってるからこの音を出すのだという必然性のもとにあの王のような風格の楽器を轟きのように鳴らしきるのですから・・。そしてまた一粒の音が時に真珠のようなまろみと輝きを放つかと思うとメランコリックな影をも感じさせ・・と、ベーゼンドルファーという楽器の可能性を存分に聴かせていただいた夜でした。
2003/3/26
オペラ公演のご案内です。
以下はほぼいただいた原稿のままです。
♪-----------東京オペラシアター 第6回公演---------------------------
東京オペラシアターでは第6回本公演を迎えることができました。
アマチュアながら二期会や藤原等で勉強されている方や、第4回公演(演目は仮面舞踏会)のときには関西二期会で活躍されている橋爪万里子さんが乗られたりと、質の高いオペラ公演を行っている団体です。
今回のオペラはBoitoのメフィストーフェレです。
このオペラは日本ではめったに上演されることのない珍しいオペラです。
ぜひみなさまのお越しをお待ちしております。
東京オペラシアター 第6回公演
Arrigo Boito作曲 「Mefistofele」(原語字幕付)
指揮:大藤豪一郎 演出:田尾下哲
日時:2003年4月12日(土) 17:00開演(17:00開場)
2003年4月13日(日) 14:00開演(13:30開場)
開場:セシオン杉並
料金:2500円
主催:東京オペラシアター
後援:杉並区教育委員会、杉並文化・交流協会
キャスト 12日 13日
メフィストーフェレ 佐藤健二 村松繁紀
ファウスト 高森弘明 吉田雄一郎
マルゲリータ 大沢涼子 吉田恵美
マルタ 古屋直子
ワグネル 川口寛記
エレーナ 村田由利 小林朋代
パンタリス 坂井智子 小林みい子
ネレオ 伊藤高臣
合唱:東京オペラシアター合唱団
杉並児童合唱団
管弦楽:東京オペラシアター管弦楽団
チケットはyu-ri@mud.biglobe.ne.jp までお気軽にお問い合わせください。
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2003/3/23
いや〜度肝を抜かれると言うか、ビックリ。例によってお茶の間鑑賞でローザンヌ国際バレエコンクールを見ていたのですが、優勝の彼のタップにはあんまり素敵で楽しくて、こんなのアリ?!でした。思わず、これってローザンヌバレエコンクール・・えーっとダンスコンクールじゃないもんね・・・と確かめたくなりました。あのコンクールの場でタップを披露というのはもの凄い勇気のある選択でしょう。。見るものにはコンクールの決勝などという場を忘れさせるような、伸びやかでバランスの良さを感じさせるそして何より楽しい動きを見せてくれました。可愛かった。。日本人の「鉄腕アトム君」もまるでぜんまいじかけでぴょんぴょん動くようなバネの入った人形みたいに自在で自由。真っ直ぐ伸びて活躍できますように!
2003/3/17
それにしてもキリアンの舞台は気持ち良い。テレビで放送されたNDTの公演ハイライトを見ながらふうっと呼吸が楽になるのを感じてしまうくらいだから、多分ナマの舞台を見ていたらその場ですっかり舞台と同化してしまうのかも。作品にひき込まれながら、わたしって何?・・みたいな問いかけをなんとなく感じはじめ、そしていつのまにか感じるままに、わたしはわたし・・・という確かさを与えてくれる。表現もダンサーの体にも知性が感じられしかもナチュラル。是非是非舞台を見たいです。
2003/3/14
そうかあ〜、税務署のおにいさん達って案外親切〜。と、確定申告を済ませてまいりましたよ。まあ、こんな清廉潔白清貧の雀隠せるものがあるなら床の下だってそりゃ掘ってやる!(なにそれ?)みたいな下々の労働者から厳しく税金とりたてたってなんのお得にもならんでしょうが・・・。
実は今年初めて申告したのですが、書類を見ても本当にちんぷんかんぷん。説明書にいたってはパソコンのマニュアルなみにわかりません。ああ、ちんぷんかんぷんってこのためにある言葉ね!でした。
とりあえず必要経費(必要経費だらけです・・・。)などの数字は自分で数字とにらめっこしながらもまとめたのですが、書類のどこに何を書き込めばいいのかはひとりで睨んでいてもさっぱりわかりません。
で、書類やらなにやらまとめて抱えて近所の税務署に足を運ぶと申告書の作成をちゃんと教えてくれる大部屋があり、係の方があっちのテーブルこっちのテーブルとしっかり見まわって、ハイ、ではこの数字をここへ書いて・・これとこれを足した数字をこっちに書いて・・・と言う具合でした。
というわけで、思ったよりもあっさり簡単に確定申告は終わるのでした。なーんだこんなもんかあ〜というのが申告初体験の感想です。
ピアニストやらピアノ教師やらの必要経費ってどの程度認められるかなあと思いつつ、ちょっと相談してみると、私がこれは必要・・と申告したい分はみーんな認められました。相談にのってくださる税務署の方にもよるとよく耳にしますが、こんなにおおざっぱ(?)まさに自己申告でいいのか〜と、かなり柔軟でした。よかった。
2003/3/10
梅の花が見たい〜っと言ってる間にも3月はあっという間に過ぎてしまいそうな予感です。もう10日?なに、もう2003年は3ヶ月にもなろうってワケ?えええ?なにそれ!です。
明日の予定に数ヶ月先の予定、さらに1年以上も先の予定を頭に置きながら動いてるとあら?今って何月だっけ?・・っとわけのわからない状態につい陥りがちですね。。いつものバレエ学校の発表会の準備も佳境に入りチュチュの山(!!壮観ですねぇ〜。)を目にしながら同時に私の弾くRADのクラスも試験の本番が近くなってさて今年はどんな具合かな、で、来年度は・・でもって、さて6月は生徒達の勉強会を開いて、12月は発表会で・・・。でもって春眠暁を覚えずで、えーっとこんど美味しいお酒を飲めるのは・・っと。
という具合に毎度のことながら書いてるうちに思い出すのですが、春眠暁を覚えずというけれど、ひょっとして孟浩然って花粉症だったんじゃないのでしょうか?春の朝は心地良くってなかなか目が覚めないんじゃなくて、花粉症でくしゃみ鼻水体調不全がはなはだしくてぼーっとしてなんだか目覚めもさっぱりしないでとろとろと・・・・違います?
2003/3/5
というわけで、ひな祭りにちょっと美味しい食事をいただいてきました。
そうです、ひな祭りといえば、甘酒に桜餅にちらし寿司、そして何は無くてもうどんすき!???そう、なんといってもひな祭りにはうどんすきです・・良い子の皆さんはだまされてはいけません・・・。
JR飯田橋の駅から数分のところに 「神楽坂鳥茶屋」という関西料理のお店があるのですが、そちらのうどんすきがとにかく美味しいのなんのって。。
無骨なほどの太い手打ちのうどんに椎茸や白菜などの野菜、貝、鶏肉などの具がたっぷり。おもちも入れてぐつぐつ煮込んでさっぱりした旨みのおだしがしっかりきいて舌にも目にも美味しいのです。煮込んだ後はおなべごとそのおだしを飲んじゃいたいくらいです。。
初めて食べる時はまずその麺の太さにびつくりしますが、煮込んでもしっかりシコシコと歯ごたえがあって、いくらでも食べられるのです。もう絶品!夜は仕事の接待などにも使われるような、しゃきしゃきしたおかみのいる日本料理店ですが、ランチなら1,000円ちょいのお値段でこの絶品うどんすきにデザートまでのコースがいただけます。Yahooグルメなどで検索できますから、ご興味ある方はそちらでどうぞ。
2003/3/1
ひな祭りも近いです。とりあえず桜餅、桜餅。。桃の花より桜餅・・っと。
それにしても日本は広いもんです。長期出張で沖縄在住の社会人の生徒氏よりメールが届き、なんとまあクーラーを使ってらっしゃると!思わず、ホントですかあ?とお返事差し上げたらホントですってば・・だそうです。クーラーきかせた中で♪灯りをつけましょぼんぼりに〜って甘酒飲むのですね。
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